
信州やまほいく
2023.12.11
2023年度の活動
道端の小さな自然の変化に目をとめたり、珍しいキノコを図鑑で調べたり。道路を横断するときのマナーや公共の場での約束を散歩で身に着けていった。
二次避難場所である神社は、100年を超える大木が何本もあり苔が生い茂りでこぼこの起伏のある広場に参道がつながる。舗装されたまっすぐな道ではなく木の根っこや小さな丘の起伏は足首や膝を使わないと上手に歩けない。子どもたちは自分でバランスを取りながら、何の遊具もない広場で木の洞や大きな幹を宇宙船やお家に見立てて空想力豊かに遊んだ。親子遠足では、動物の習性など猟師の保護者から話を聞いたり森の中での注意など教わった。また、竹の棒にパン生地をまいて焚火で焼いて食べたり火の熱さを身近に感じながら野外でパンを焼いて食べる楽しさを味わった。電車に乗ってビオトープへは年間通して種イモの植え付け、水やり、収穫などで関わり水辺の生き物なども捕まえてその命の尊さや扱いなどについて考える時を与えられた。地域の方にはハロウィンでお菓子を頂いたり、グループホームへの訪問、戦争を体験されている卒園生の方からの体験談などを通してお世話になった。また雛祭りのお茶会ではお点前を頂戴し、本物の季節のお菓子とお抹茶を頂き日本の伝統文化を知る経験ができた。年間通して節句ごとにその意味や由来もお話しに来て下さり、子どもたちが地域の中で育てられたことを感謝する1年だった。気温の低さを利用してデザート作りも楽しんだ。